このブログでは、「2023年上半期(2023年8月26日現在)の歴代映画興行収入ランキング」というテーマで、上半期の映画作品の興行収入についてまとめてみました。
映画業界において、作品の注目度を測る重要な要素として興行収入が挙げられます。邦画と洋画に分けて、それぞれの興行収入が高い順にランキング形式でまとめました。各作品のタイトルや公開年、配給会社などの情報も含めてご紹介します。さらに、邦画と洋画をまとめた総合ランキングも作成しました。
これらのランキングは、2023年上半期の実際の興行収入データに基づいています。上位に位置する作品は多くの観客から支持を受け、映画界で注目を集めたことを示しています。ただし、今後の興行動向によっては順位が変わる可能性がありますので、どうぞご了承ください。
興行収入とは?
どの映画作品がトップに輝いたのか気になりますが、その前に「興行収入」について簡単に説明します。
観客が劇場に支払う入場料の総額は興行収入、通称「興収」と呼ばれます。興収からは、宣伝費などの必要経費と劇場の利益が差し引かれ、残った金額が興行会社から配給会社へ支払われます。この支払われる金額を「配給収入」、通称「配収」と言います。
配収は事前に興行会社と配給会社の間で合意される割合で、一般的には約50%です。ただし、見込みのあるヒット作品の場合、配給会社は自信を持って70%などの割合を提案することもあるそうです。
日本では、長らく映画の評価は配給収入に基づいて行われてきましたが、2000年度から興行収入へと切り替わりました。この変更は、米国の手法に倣ったもので、作品の売り上げがより直接的に示される利点があります。変更の背後には、配給収入と興行収入の混同が多かったことや、映画産業のデータが分かりやすくなることが挙げられます。
2023年上半期の映画歴代興行収入ランキング(邦画・洋画編)
このブログでは、邦画と洋画の歴代興行収入トップ10作品をそれぞれ紹介します。2023年8月の最新データをもとに、ランキングをまとめました。邦画部門では2020年以降の作品が4本、洋画部門では2本もランクインしています。どの作品が上位に入っているのか、ぜひお楽しみください。
邦画の歴代興行収入トップ10
順位 | タイトル | 興行収入(億円) | 公開年 | 配給 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 | 404.3 | 2020 | 東宝/アニプレックス | |
2 | 千と千尋の神隠し | 316.8 | 2001 | 東宝 | |
3 | 君の名は。 | 251.7 | 2016 | 東宝 | |
4 | もののけ姫 | 201.8 | 1997 | 東宝 | |
5 | ONE PIECE FILM RED | 197.1 | 2022 | 東映 | |
6 | ハウルの動く城 | 196.0 | 2004 | 東宝 | |
7 | 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! | 173.5 | 2003 | 東宝 | |
8 | 崖の上のポニョ | 155.0 | 2008 | 東宝 | |
9 | THE FIRST SLAM DUNK | 153.6 | 2022 | 東映 | |
10 | すずめの戸締まり | 148.6 | 2022 | 東宝 |
洋画の歴代興行収入トップ10
順位 | タイトル | 興行収入(億円) | 公開年 | 配給 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | タイタニック | 277.7 | 1997 | FOX | |
2 | アナと雪の女王 | 254.7 | 2014 | ディズニー | |
3 | ハリー・ポッターと賢者の石 | 203.0 | 2001 | ワーナー | |
4 | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | 173.0 | 2002 | ワーナー | |
5 | アバター | 159.0 | 2009 | FOX | |
6 | ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー | 138.4 | 2023 | 東宝東和 | |
7 | トップガン マーヴェリック | 137.3 | 2022 | 東和ピクチャーズ | |
8 | ラスト・サムライ | 137.0 | 2003 | ワーナー | |
9 | ボヘミアン・ラプソディ | 135.1 | 2018 | FOX | |
10 | E.T. | 135.0 | 1982 | CIC |
2023年上半期の総合映画歴代興行収入ランキング
このブログでは、邦画と洋画を統合した形で、歴代映画興行収入のトップ10作品を紹介します。こちらも2023年8月のデータをもとに、ランキングをまとめました。特筆すべきは、日本のアニメが圧倒的な存在感を放っています。
総合(邦画・洋画)の歴代興行収入トップ10
順位 | タイトル | 興行収入(億円) | 公開年 | 配給 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 | 404.3 | 2020 | 東宝/アニプレックス | |
2 | 千と千尋の神隠し | 316.8 | 2001 | 東宝 | |
3 | タイタニック | 277.7 | 1997 | FOX | |
4 | アナと雪の女王 | 254.7 | 2014 | ディズニー | |
5 | 君の名は。 | 251.7 | 2016 | 東宝 | |
6 | ハリー・ポッターと賢者の石 | 203.0 | 2001 | ワーナー | |
7 | もののけ姫 | 201.8 | 1997 | 東宝 | |
8 | ONE PIECE FILM RED | 197.1 | 2022 | 東映 | |
9 | ハウルの動く城 | 196.0 | 2004 | 東宝 | |
10 | 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! | 173.5 | 2003 | 東宝 |
まとめ
2023年上半期における映画興行収入ランキングは、長らくトップを守ってきた「千と千尋の神隠し」を超え、劇場版「鬼滅の刃」が第一位に輝きました。また、「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」というアメリカ・日本の合作映画も、驚異的な勢いで追い上げましたが、洋画部門では「タイタニック」が依然としてトップを守っています。
これからも新たな素晴らしい作品が誕生し、映画の興行収入ランキングが塗り替えられる可能性がありますね。2023年後半には、「2023年下半期の映画興行収入ランキング」のブログをお届けする予定ですので、どうぞ楽しみにしてお待ちください!
日本のアニメが圧倒的な存在感を誇っていますね!10作品のうち、なんと9作品がランクインしています。本当に素晴らしいことですね。