グレイテストショーマンのあらすじ

映画「グレイテストショーマン」は、ショービジネスの原点を築いた伝説のプロモーター、アメリカに実在した興行師 P.Tバーナムの実話にインスピレーションを受けた物語です。

19世紀半ばのアメリカ。バーナムは仕立て屋の貧しい家に生まれ育ち、幼なじみのお嬢様チャリティとの身分違いの恋を実らせ結婚。そして、2人の娘とともに貧しいながらも幸せな生活を送っていました。ある日、バーナムが勤めていた会社が倒産し、社員全員が解雇されてしまいます。

愛する家族のために成功を追い求め、ついに前代未聞のショーをつくりあげ、大衆の心を掴むことに成功しました。やがて、社交界からも一目置かれる存在となったバーナムでしたが、そのあまりにも型破りなショーに上流階級の人々は眉をひそめるばかり。

そこで、英国で成功を収めた上流階級出身の若き興行師フィリップを口説き、パートナーとして迎えるバーナムだったが…。

グレイテストショーマンのネタバレ

19世紀、アメリカ。P.T.バーナムは貧しい仕立て屋の息子として生まれました。貧しくも小さいころから夢想家のバーナム少年。父の仕事を手伝うため、裕福な顧客の屋敷を一緒に訪問し、仕立てのお手伝いをする日々を過ごしていました。

バーナム少年は、お得意様の大金持ちの娘、チャリティに片思いをしていました。幼いながらも惹かれ合い、2人は恋に落ちますが、身分の違いから引き裂かれてしまいます。それでも、手紙のやり取りは続いていました。その後バーナムは父を亡くし、一人都会へ出ましたが、盗みを繰り返すというその日暮らしの生活を送っていました。

チャリティと結婚

青年になったバーナムは鉄道会社に就職し、改めて令嬢チャリティにプロポーズし、結婚します。そして、ニューヨークに暮らし始め、二人の娘たちにも恵まれ、貧しくも笑いの絶えない幸せな生活を送っていました。ところがある日、バーナムの勤めていた貿易会社の貿易船が沈没してしまい会社が倒産。社員全員、突然解雇されてしまいます。そこでバーナムは、沈没した船の登録証を持ち出し、それを担保に銀行から融資を受けます。

そして、バーナムはニューヨークのマンハッタで、世界中のあらゆる奇妙なものや蝋人形、動物の剥製などを展示した "バーナムのアメリカ博物館"をオープンするも、経営は厳しい状況でした。そんな時、バーナムの娘の一言がきっかけで、ショービジネスの道へと進みます。小人症の男、大男、髭の濃い女、全身刺青の男など、世間から隠れるようにして生きていた様々な人を集め、フリーク(ユニークな人々)ショーのサーカスを始めました。

フィリップとの出会い

ショーは一躍話題となり、劇場はあっという間に大盛況となりましたが、批評家には酷評、市民の中には「街の恥さらし」と激しい抗議を受けることもありました。バーナム一家も裕福にはなったものの、上流社会からは単なる成り上がりの怪しいペテン師親子という扱いしかされませんでした。バーナムは、ニューヨークの社交界へ進出し、自らの存在を知ってもらおうと考えました。そこで、社交界で広く名の知れた劇作家、フィリップ・カーライルと出会い、彼をショーの演出家にスカウトしました。バーナムの熱烈な勧誘を受けたフィリップは、取り分10%で承諾します。その後、劇場を訪れたフィリップは有色人種の団員アンに、一目惚れしてしまいます。

バーナムはフィリップのコネにより、ショーの仲間を連れて、英国のヴィクトリア女王に拝謁することができました。そこで、欧州随一のオペラ歌手とほまれ高いジェニー・リンドと出会います。彼女の初のアメリカ公演を成功させれば、上流社会の仲間入りができ、娘たちも馬鹿にされなくなると考えたバーナムは、彼女のアメリカ公演を執り行うことを約束しました。劇場運営はフィリップに任せ、バーナム自身はジェニーの公演に全てを注ごうと決めました。

ニューヨークで大成功

ジェニーの歌声は素晴らしく、ニューヨークで行われた初演は大成功を収め、社交界や批評家にも絶賛され、バーナムの名声にも箔がつきました。しかし、成功とは裏腹にバーナムと妻チャリティとすれ違いが生じ、ショーの団員たちに対する態度も冷たくなり、徐々にお互いの心が離れていき、バーナム不在の劇場の人気も落ちていきました。

フィリップはアンをデートに誘い、たまたま出会ったフィリップの両親はアンを侮辱し、彼女は逃げ去ってしまいます。追いかけたフィリップは身分の差など関係ないと説得しますが、拒絶されてしまいます。

一方、バーナムは多大な借金を重ねてジェニーの全米公演ツアーを敢行し、順調に実績と名声を築きあげましたが、その道中でジェニーから寄せられる好意に応えられず、二人は決裂。ツアーは途中で打ち切りとなります。ジェニーは最後の公演終了時に、バーナムに当てつけのように「お別れのキス」をし、新聞の一面をスキャンダルで取り上げられてしまいます。

劇場は放火され、フィリップは意識不明

家族の元へ帰り、家族と再会を喜ぶのもつかの間、フィリップに任せていた劇場は、反対派との争いから放火されてしまいます。フィリップはアンを救出しようと燃える劇場に飛び込みますが、アンは自力で脱出しすれ違ってしまいます。その直後、駆けつけたバーナムによってフィリップは救出されたものの意識不明で病院に運ばれてしまいます。

さらに、ジェニーのツアー中止による負債でバーナムの邸宅は差し押さえられ、妻チャリティは、自分勝手なバーナムに愛想を尽かし、娘たちを連れて実家に帰ってしまいます。全てを失ったバーナムは、独りパブで酒を飲んでいると、団員たちも集まりサーカスを再建するよう説得されます。そこで、バーナムは自分が何のために名声や成功を追い求めていたのかを思い出し、サーカスが自分と団員たちにとって家族であり居場所となっていたことに気づかされるのでした。

そして、バーナムはサーカスを再びやり直す決意し、去った妻チャリティの元へ向かい、自分の傲慢な行動を認め、過ちを繰り返さないことを誓い、関係を修復します。重症のフィリップもアンに見守られようやく回復し、フィリップとアンは結ばれました。

新たなスタート

バーナムは、新たなスタートを切ろうとしましたが、多額の負債があり困難な状況でした。そこで、フィリップがショーで得た取り分を貯金しており、それを使って再建することを提案し、野外にテント張る新たなサーカスとして蘇りました。再開したサーカスは再び大きな成功を収め、バーナムはフィリップにショーマンの座を譲りました。

ショービジネスの原点を築いた伝説の興行師 P.Tバーナムの実話にインスピレーションを受けた物語でした。

キャスト

ヒュー・ジャックマン(P.T.バーナム)、ザック・エフロン(フィリップ・カーライル)、ミシェル・ウィリアムズ(チャリティ・バーナム)、レベッカ・ファーガソン(ジェニー・リンド)、ゼンデイヤ(アン・ウィーラー)、キアラ・セトル(レティ・ルッツ)、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世(W.D.ウィーラー)、ほか

監督

マイケル・グレイシー
1976年、オーストラリアのメルボルン生まれ。シドニーのVFX制作会社アニマル・ロジックの最年少アニメーターとしてキャリアをスタート。2002年にミュージックビデオを初監督し、ARIA賞を受賞。エルトン・ジョンなど名だたるアーティストとコラボレートもしています。また、コマーシャルの監督としても活躍し、数々の賞を受賞しています。

グレイテストショーマンのサントラ

1.The Greatest Show
2.A Million Dreams
3.A Million Dreams(Reprise)
4.Come Alive
5.The Other Side
6.Never Enough
7.This Is Me
8.Rewrite The Stars
9.Tightrope
10.Never Enough(Reprise)
11.From Now On

レビュー

グレイテストショーマンは、日本では大盛況でリピーターが続出しています。しかし、ロッテントマトの映画評論家の評価では酷評でした。P.T.バーナムの伝記映画という見方をすれば、話の内容や見世物のショーは現実はもっと酷いショーだったのかもしれません。

映画という見方ではなく、ミュージカルとして観れば美しい音楽と華麗な踊りの演出は素晴らしい作品だと思います。ゴールデングローブ賞で主題歌賞も受賞し、多くの人の心を動かし、現代に合った映画だと感じました。多くのリピーターが続出しているのも事実です

観る人によって感じ方はそれぞれですが、心に響く歌詞となっており、登場人物に感情移入しやすいのも魅力の一つです。多様性が求められる現代を生きる私たちにとって、このような映画を必要とする人が多く求められているのだと思います。

音楽を担当したベンジ・パセック&ジャスティン・ポールのコンビは、まだ30代ですが、素晴らしい!の一言です。「ラ・ラ・ランド」でも素晴らしい音楽で魅了されましたが、今作はそれを遥かに超えています。個人的には、サントラを滅多に買わないのですが、映画鑑賞後に購入してしまいました。

中でも、7曲目に収録されているキアラ・セトルが歌う「This Is Me」が大好きです。この映画の出演で彼女の人生も一変したのではないでしょうか。彼女の歌の力強さや表現力は聴くだけで感動してしまう素晴らしい歌声です。「この歌を歌えるのは彼女しかいない。」とヒュー・ジャックマンも提言しており、彼女自身がチャンスを勝ち取った歌でもあります。

グレイテストショーマンのホームページに、「This Is Me」の振り付けが動画配信されていたので、覚えて踊りたくなりました。踊りは苦手なのですが…(笑)

評価

「グレイテストショーマン」
評価 ★4.5点

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